【ネット騒然銘柄】低位材料株の「ティアック」爆騰! ネット騒然銘柄
6月の当欄では、テイツーなど超低位株を度々取り上げてきた。コロナの影響で業績予想があてにならないことに加え、相場がもみ合い状態にあるため、株価が低位の材料株に資金が集中していると思われる。
7日は、やはり株価が100円台の低位にあるティアック(6803)がストップ高。同社は音楽機器から医療、情報機器の販売にシフトしつつある。買いの材料は、筆頭株主が投資ファンドへと移行したことのようだ。
2ちゃんねるの株板では「材料なに?」という問いかけに対して、「ボロ株だから」との返答を見かけたが、いまは株価が低位であれば材料は何でも構わないもよう。完全にギャンブルだが、それが好きな人にはたまらないのだろう。
7日は、業績の上方修正をきっかけにストップ高を連発しているステムリム(4599)もコメントを集めた。バイオベンチャーで業績を材料に買われるのはレアケースだ。とはいえ、すでに株価指標ベースでは超がつくほど割高の域に達している。結局、いま売買しているのはギャンブル好きの投資家ということだ。 (新井奈央)
【2020年7月9日発行紙面から】