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【定年後・自走人生のススメ】あなたに親友はいますか? 「定年後孤独」の向こうにはさらに恐ろしい現実が… (1/2ページ)

 「あなたには何でも相談できる親友は何人いますか」と問われたら、読者の皆さんは何と答えるだろうか?

 定年後研究所(東京都港区)とニッセイ基礎研究所(東京都千代田区)が、共同で行った「定年後の未来生活に関する総合調査」の中で、全体の約4割が「親友は0人」と回答した。

 大変驚いた。2・5人に1人が「親友ゼロ」なのだ。男女別でみると、「0人」と回答したのは、男性で43・2%、女性は29・9%。年代別では、50代が1番多く44・3%、70代が36・7%で1番少なかった。年代・男女別では、50代男性が47・1%でトップ。1番低いのは、70代女性の23・5%であった=図参照。

 50代男性は半数近くが「親友ゼロ」ということになる。定年後研究所では、50代会社員のモチベーションダウン現象を「50代シンドローム」と命名し、注視してきたが、ここでも50代の悲哀が見え隠れする。

 今回の共同研究者であるニッセイ基礎研究所の前田展弘主任研究員は、次のように推測する。

 「会社の仲間や先輩、後輩はひとづきあいにすぎず、旧友は親しいものの疎遠となり、ネットでのつながりは距離がある、こうしたことからいつの間にか親友と呼べる(思える)人はいなくなってしまったということなのだろうか」

 この調査では、親友の定義を「なんでも相談できる」としたので、ハードルが高かったのかもしれない。「無二の親友」と言われるように、親友が何人もいるのは、そもそもおかしいという考え方もあるのかもしれないが、「ゼロが半分近くいる」のは、やはり心配だ。

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