記事詳細

【天野秀夫 中小型厳選株】東証1部変更目指す成長企業 「シノプス」巻き返し期待 経産省のIT導入支援事業者に採択 (1/2ページ)

 米国の巨大IT企業「GAFA」(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の4社のうち、グーグルの持ち株会社、アルファベットを除く3社の4-5月期業績は、前年同期比で増収増益。特に巣ごもり消費で主力事業のオンライン通販が好調だったアマゾンは、売上高、当期利益ともにピーク益を更新しました。国内でも消費行動の変化に伴って、企業業績の不沈が鮮明になってくるでしょう。

 業績面での懸念を抱えていますが、マザーズ上場の「シノプス」(4428)は注目しておいていい銘柄です。

 同社は、AI搭載型などの小売業向け需要予測型自動発注システムを中心として、卸売業向けキャッシュ・フロー最適化システム、製造業向け中長期需要予測システムを提供している企業です。

 主力の需要予測型自動発注システムは、スーパーマーケットやドラッグストア、専門店などで利用され、日用品、パン、総菜、酒、菓子、衣料品、医薬品などの在庫や欠品だけでなく廃棄ロスを軽減。企業の収益力アップや合理化に寄与するシステムです。

 しかし、現状の事業環境は、新型コロナウイルスの影響が顕在化。今12月期第1四半期(1-3月)の売上高は、前年同期比14・2%減、営業損益は6900万円の赤字(前年同期は1500万円の赤字)でした。

 会社側の第1四半期説明資料では、「新型コロナの影響で新規商談が遅れて、パッケージ売り上げに影響が出ることが予想される」としています。

 そして、会社側は期初の2月に発表した今12月期売上高14億2000万円(前期比31・4%増)、営業利益3億3500万円(同11・4%増)の計画を、5月の第1四半期決算発表時に取り下げて未定に切り替えました。

関連ニュース