記事詳細

【こんな時代のヒット力】ビジネス書から小学生向けに変えて大ヒット! アスコム「ポケット版『のび太』という生きかた」 (1/2ページ)

 ビジネス書として発売され、眠っていた本が、ターゲットを子どもに変えて37万部超。現在も売れ続けるロングセラーとなった。国民的人気アニメ「ドラえもん」の主人公、野比のび太から教訓を導き出す「『のび太』という生きかた」(アスコム=東京都港区)(以後、「のび太」)だ。著者は、ドラえもん学を提唱する富山大学の横山泰行名誉教授である。

 「のび太」は2004年、ビジネスパーソン向けの自己啓発書として発刊された。ターゲットをビジネスパーソンとしたのは、「当時、のび太的な若者が増え、問題になっていたことと、(アスコムは)ビジネス書が得意だったから」と、編集統括の柿内尚文(たかふみ・現アスコム取締役編集局長)さんは、説明する。

 のび太といえば「泣き虫」「運動が苦手」「テスト0点」、そして「ドラえもんの道具にいつも頼る」など、ダメな子供。だが、著者は「人生の重要な節目において着実に夢を叶え、負け犬から勝ち組に変身している」と指摘する。

 生き方はダメダメでも、夢が叶う「のび太メソッド」を学ぼうというものだ。

 例えば、メソッド1は「完璧をいきなり目指さない」。メソッド2は「(やる気が出ない時)深く考えずにやってみる」。メソッド25は「夢は口に出して、周りに知らせる」。失敗ばかりしているのび太だが、夢をドラえもんに積極的に話すことで助言や応援を得ることができる-という考え方だ。

関連ニュース