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【天野秀夫 中小型厳選株】「日本情報クリエイト」値幅効果に期待 高まる不動産業界の非対面ニーズ (1/2ページ)

 8月に入り日経平均は、6月以降のボックス相場の上限を突破する意外高の展開となっています。米国で新型コロナ感染症の拡大が鈍化しているほか、ウイルスワクチンの開発進展、米追加景気対策の期待などに加えて、米長期金利の上昇に伴った為替の円安傾向が、日経平均の上昇に寄与しています。

 コロナ禍で売られていたバリュー(割安)株の買い戻しも活発化しています。東証1部ではグロース株(成長)からバリュー株への物色シフトが生じましたが、マザーズ指数も昨年来の高値圏。決算発表が一巡したことで、ここからは短期の値幅取りを狙ってマザーズやジャスダック銘柄に物色資金が向かいやすくなります。

 また、新規上場の発表も増えてくるので、直近のIPO(新規上場)銘柄の見直しも強まるでしょう。7月31日にマザーズにIPOしたばかりの「日本情報クリエイト」(4054)がその有力候補です。

 同社は、宮崎県に本社を置き全国に11拠点を展開、不動産業界に特化したIT(情報技術)ソリューションを開発・提供する不動産テック企業です。「業者間物件流通」「仲介業務支援」「管理業務支援」「消費者支援」といった、不動産企業の業務に沿ったソフトウエア製品・サービスをワンストップで提供、5月末時点で導入実績は6079社に達しています。

 新型コロナの業績への影響についてはほぼ見られません。むしろ、テレワークに対応可能なクラウドサービスの案件増加や、5月に新規リリースした不動産取引における内見から重要事項説明までをオンラインで完結させる「非対面仲介サービス」に対する問い合わせが増加するなど、コロナ禍をビジネスチャンスとしている点が魅力です。 

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