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【こんな時代のヒット力】消費者の嗜好を分析し4種類に絞る 「湖池屋 プライドポテト」 (1/2ページ)

 2020年2月、大幅リニューアルした「KOIKEYA PRIDE POTATO」(湖池屋/東京都板橋区)。17年に発売、初年度40億円を売り上げた同社が誇る最高級ポテトチップスである。それが、3年でアルファベットから「湖池屋プライドポテト」のカタカナ表記に変えた。

 リニューアルを手掛けた同社マーケティング本部マーケティング部第3課、高戸万里那(たかど・まりな)さんは、こう説明する。

 「2017年は前年8月末に発生した台風被害により、北海道産ジャガイモが不足する“ポテトショック”が起こった。その影響で商品がなくなり、発売時の勢いを浸透させることができなかった」

 てこ入れのため、うま味調味料・香料無添加のシリーズや、和の本格食材を使用するシリーズなどラインアップを拡充するが、その分、「ブランドが迷子になっていた」(高戸さん)という。

 高戸さんは17年当時、九州の営業部門にいた。「その頃、無関心だったバイヤーさんが初めて、『PRIDE POTATOはいい』と言った」と、話す。それだけに、リニューアルは苦労の連続だった。徹底的に消費者の嗜好を分析し、コンソメなどフレバー派とうす塩などポテト自体を楽しむ派に二分されることを確認。フレバー派にとって無添加は重要でないように、「一品一品に求めるものが違う」という仮説を立てた。

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