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【榊淳司 マンション業界の秘密】郊外でいまだに乱立…ショッピングモールの未来を疑え (1/2ページ)

 コロナ禍において、旧来の流通業界の明暗が分かれている。デパートは続々閉店。それに比べて大型スーパーの業績はそこそこ。都市近郊の食品スーパーは業績好調だが、都心店舗は不振。

 巣ごもり系と言われる需要は旺盛である。テレワークの機材関係でPCとその周辺、ネット配信やゲームも好調だとか。

 コロナは人々の家にいる時間を長くした。その結果、住宅業界でも多少の異変が起きている。

 キーワードは「部屋数と広さ」。それを求めて新築なら都心のミニ戸建、郊外なら格安の中古戸建ての需要が旺盛だ。

 湘南(神奈川)や九十九里(千葉)などの海辺では、中古戸建ての流通や賃貸も盛況だという。しかし、こういったトレンドは一時的なように思える。

 大きな流れがさらに速まったのは人々の消費だろう。お店まで足を運ばなくてもたいていのモノが買えることを、この巣ごもりによって実感した人も多い。最近の不動産業界のジョークだが、「そのうちアマゾンでマンションを売り始めるよ」というのがある。すでに何年も前からヤフオク!(ヤフーオークション)では不動産を扱っている。

 もっとも、マンション業界はまだ感覚が遅れている。郊外では大型スーパーをキーテナントとする多彩な商業施設を伴った複合開発が、今でも盛んに行われている。「ららぽーとスタイル」とでも言うべきか。

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