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【榊淳司 マンション業界の秘密】マンション価格はいつ下がる? 金融緩和の終わりとともに鳴る価格暴落のファンファーレ (1/2ページ)

 私は主に首都圏のマンション市場についてアレコレ言うことを仕事にしている。よく聞かれることは「マンションの価格はいつ下がりますか」。

 それが分かれば、私は神様みたいなものだ。正直に答えるのなら「分からない」となる。

 しかし、近未来にどういう条件になれば価格が下がるのか、ということは想定できる。

 結論から言えば、マンション市場は日本経済の一部であり、日本経済は世界経済の一部だ。日本の景気が悪くなれば、価格が下がる。日本の景気は世界経済に左右されているからだ。

 価格が暴落するか否か、という議論がある。私はある一定の条件が整えば暴落するはずだと考える。その一定の条件は日本の金融政策である。

 長らく続いた日本銀行総裁、黒田東彦氏の異次元金融緩和が終われば、それはマンション価格暴落のファンファーレとなる。しかし、黒田氏は2018年に任期が延長となって、このままでは23年まで総裁を続けそうだ。もしそうなら、暴落はまだあと3年のお預けとなる。

 ただし、金融政策を突き抜けるほどの不況が到来すれば、23年以前の暴落もありうる。それはリーマン・ショック時を超える世界的不況の到来だ。

 現に世界経済は未曾有の不況を経験しようとしている。今はまだ各国の景気対策がきいている。日本も1人10万円や1社200万円という給付金がばらまかれた。米国では1人1200ドル(約12万5000円)だった。それをもう一度やるかもしれない。トランプ大統領の選挙対策みたいなものらしい。

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