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【天野秀夫 中小型厳選株】ドコモなど500社以上に実績「エーアイ」上場来高値高値へ 「ヘッドウォータース」人気も波及へ (1/2ページ)

 時価総額2兆円、IPO(新規上場)にあたっての市場からの資金吸収額3000億円規模を持つ半導体大手、キオクシアのIPOが中止となり、物色動向にも変化が表れてきました。

 中小型株にとっては需給的な圧迫感が取り払われたことが大きなプラス材料です。こうしたなか、9月29日、マザーズにIPOしたAIソリューション事業を手掛けるヘッドウォータースは、買い気配を切り上げて売買が成立したのがIPOから3営業日目となる10月2日。公開価格2400円の11倍超にあたる2万8560円という記録的なデビューを果たしました。

 一般的に、急騰して初値を付けたIPO銘柄は利益確定売りも強まるところですが、ヘッドウォータースの場合は買いが先行しました。

 これは株式市場がAIに対して高い評価と期待を持っていることを象徴しています。シルバーエッグ・テクノロジー、チェンジ、ロゼッタとAI関連株は数多く上場していますが、ここから注目できるのはAI技術を応用した音声合成エンジン開発企業の「エーアイ」(4388)です。

 同社の技術の特徴は機械音ではなく、人の声で合成する音声合成技術に特徴があり、感情表現にも対応しているところにあります。そして、防災無線やドコモやヤフーなど500社以上の法人向けに実績があり、読み上げサービス「ボイスロイド」など個人向けの双方で、ビジネス展開していることも特色です。

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