記事詳細

【トップ直撃】ビッグデータ「俯瞰」解析、次の一手を提案 VALUENEX・中村達生社長 (1/4ページ)

 大量の知的財産データや世の中にあふれる情報を集め、解析し、俯瞰(ふかん)すると、見えないものが見えてくるという。シンクタンク勤務時代から磨いた予測能力や問題解決能力を生かし、研究開発やマーケティングなどに新たなインサイト(気づき)を与え、「次の一手」を支援する。コロナ禍でも日本とシリコンバレーを往復し、テクノロジー業界の最前線で戦っている。(中田達也)

 --ビッグデータ解析について「俯瞰する」という表現をしています

 「大量のドキュメント(文書)のどこに何があるか分からない場合、絵にすることで見えてくるものがあります。検索しても全体像が分からないことが多いですが、図中の密度が濃い部分はみんなが知っていること、薄い部分はみんなが知らないお得な情報、というように可視化されています」

 --どのようなサービスを展開していますか

 「特許情報に特化したデータ解析のツールと、多種多様なテキストデータも解析できるというツールがあって、その上にコンサルティングサービスが乗る形です。ツールは大体年間契約で、使いこなしていただくにもコンサルとセットで提案することが多いですね」

 --主要な顧客は

 「特許情報をたくさん持つ自動車やエレクトロニクス関連の企業が多いですね。特許データを解析すると、研究開発者や商品企画の担当者が面白いアイデアを抽出する助けにもなりますし、競合他社がどんなものを作ろうとしているのかを見つけることもできます。最近は化学や製薬関連の企業も増えてきますね」

 --解析でどんなことができますか

 「一つの例ですが、新聞情報や口コミデータ、特許技術情報を分析したところ、『ヨーグルト』と『お風呂』が近いという結果が出たんです。リラックスするとか休むという点で同じ目的ということになるようです。そこでヨーグルトを入浴剤として売り出すとか、入浴後にヨーグルトを食べるとよりリラックス効果が高まるといった発想を支援できるわけです」

関連ニュース