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モデルナ社の発表「コロナワクチン有効性94・5%」でNY株史上最高値 東証続伸2万6千円 日本は来年前半に2500万人分

 米バイオテクノロジー企業モデルナは16日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、発症を防ぐ有効性が94・5%だったとする暫定的な臨床試験の結果を発表した。安全性の深刻な懸念も見られないとし、近く米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する。欧米メーカーのワクチンで、臨床試験の最終段階で有力な結果が示されたのは米製薬大手ファイザーに次いで2例目。

 発表を好感して同日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前週末比470・63ドル高の2万9950・44ドルと史上最高値を更新。3万ドルの大台が目前に迫った。

 17日の東京株式市場も買いが先行し、日経平均株価が午前9時現在、前日終値比150円37銭高の2万6057円30銭と続伸した。取引時間中の2万6000円台回復は1991年6月3日以来、約29年半ぶり。

 米国などで約3万人を対象に実施した最終段階の臨床試験で、発症した95人のうちワクチンを接種していた人は5人で、90人は偽薬を接種していた。重症者11人の全てが偽薬接種だった。

 1人当たり2回の接種が必要で、年内に米国に2000万回分、来年、世界に向け5億~10億回分の生産を目指す。

 日本政府は来年前半から2500万人分の供給を受ける契約をしており、日本での販売や流通は武田薬品工業が担う。

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