【ネット騒然銘柄】ファーストリテイリング、業績急回復で上場来高値を連日更新 ネット騒然銘柄
日経平均株価は連日のようにバブル後最高値を更新している。そのけん引役のひとつが、ユニクロを運営するファーストリテイリング(9983)だ。
10月15日発表の2020年8月期決算では、売上高、利益とも前年比で減少したものの、アナリスト予想を上回って着地。21年8月期は収益が急回復する見通しとなり、株価は上場来高値の更新を続けている。
ツイッターでは「ユニクロ最強かよ」「どんだけ(株価を)押し上げるんだよ」など、同社の強さをため息交じりにつぶやくトレーダーが多い。同株を買うには最低でも800万円超が必要で、個人投資家にとっては高嶺ならぬ“高値の華”なのだろう。
コロナ禍で買われていた銘柄の一部が売られるなか、ウェブ会議を手掛けるブイキューブ(3681)の株価が切り返しを見せている。11月9日発表の業績上方修正が買い戻しを呼んだようだ。しかし、2ちゃんねるの株板はカラ売りの話でヒートアップ。ネットトレーダーたちは、すでにウィズコロナ相場が一区切りしたと考えているようだ。(新井奈央)
【2020年11月17日発行紙面から】