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【住まいの処方銭】コロナ禍のマンション防災(1) 在宅避難に「10日以上」食料などの準備を (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染者が急速に増加している。もし、この状況下で大地震が来たら…。コロナ禍におけるマンション防災について、マンション防災士の釜石徹さんに聞いた。

 避難所では、コロナウイルス対策が取られている。例えば台風の場合、被害の可能性がない住宅に住む人は避難所には来ないし、人が多く来て避難所の受け入れ人数が上限に達しても、周辺の避難所を紹介できる。

 「しかし、大地震では、非常に広範囲に被害が出るため、受け入れ人数を制限するのは現実的ではなくなります。避難所は非常に『密』な状況にさらされるでしょう。避難所に行ってもすぐ食料などの物資が手に入るわけではない」

 釜石さんは、コロナ禍ではマンション住民は避難所に行かず、在宅避難の徹底を提案する。「10日以上、在宅で過ごせるよう食料などを準備し、暮らせるノウハウを身につけたい」

 在宅避難といえば通常は3日以上の準備だが、10日以上とするのは、長期に停電するかもしれないからだ。

 「火力発電所は東京湾沿岸に集中しています。もし大地震で大部分の火力発電所が被害を受けてしまうと、全戸が停電してしまうでしょう。過去の災害では3日ほどで電気が復旧しましたが、こうなると復旧まで1週間以上、かかる可能性が高いのです」

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