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【こんな時代のヒット力】和風にシフト、初の漢字表記も話題! 日清食品「カップヌードル 味噌」 (1/2ページ)

 2019年4月発売された日清食品(大阪市)の「カップヌードル 味噌」(以下、味噌)が好調だ。当初計画を大幅に上回る売れ行きを記録し、カップヌードルブランド全体の生産に影響が出かねないため、やむなく販売が休止となるほど熱烈な人気となった(同年8月再販)。「想定の3倍以上、ここまでとは思わなかった」と、担当のマーケティング部第1グループ、ブランドマネジャー、白澤勉さんはいう。

 今回の味噌は、18年4月発売の「カップヌードル 味噌 ミニ」(以下、ミニ)が幅広い世代に好評で、レギュラーサイズでの商品化を求める声が多かったことから開発された。

 実は、カップヌードルでみそ味が発売されるのは初めてではない。1992年、2006年と挑戦し、今回が“3度目の正直”。「みそ味の定番化は悲願だった」と、白澤さん。ラーメンで人気のスープは1位醤油、2位みそ、3位塩。みそ味のポテンシャルは非常に高いからだ。

 では、過去2回との違いは、どこにあるのだろうか。カップヌードルはフォークで食べるなど、洋風の世界観がコンセプトで、1992年はMISOとローマ字表記。2006年はポトフ風の味わいだった。だが、今回は和風に舵を切った。当初、ミニサイズということで、シニア層をターゲットに定めたからである。みそ味は安心、安定の味が期待される。

 開発では、和風とカップヌードルらしさとのバランスに苦労する。カップヌードルらしいみそ味を求めて、「マイスター」と呼ばれる麺やスープの社内専門家と議論を重ね、何度も何度も試作を繰り返した。

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