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【定年後 難民にならない生き方】初詣で狛犬巡りのススメ 写真を撮ったり、その土地の歴史を掘り下げて楽しむことも (2/2ページ)

 地域ごとにさまざまな特徴がある狛犬ですが、さらにモノや人の流れのなかで地域を越えて広がったり、デザインがミックスしたりもしているそう。

 「山口県で放送中の全国初の狛犬番組『狛さんぽ!』に出演中の山口狛犬楽会代表・藤井克治さんによると、山口に最初の参道狛犬が登場したのは元禄15(1702)年。当時の狛犬の大産地だった大阪で作られた狛犬が県内で広がり、その後、徳山を皮切りに、山口・下関・萩・防府など県内各地に地域ごとの特色を持った狛犬が誕生したそうです」

 こうしたその土地ならではの狛犬の歴史をひもとくなら、地元の図書館がおすすめ。運が良ければ、狛犬と郷土史を研究していている人がまとめた資料や書籍に出合えるかもしれない。

 「思ったような資料が見つからなかったとすれば、それはそれでチャンスかもしれません。狛犬が置かれている神社や地元に古くから住むお年寄りなど、さまざまな人にエピソードを訪ね歩きながらまとめれば、その土地の“狛犬をめぐる郷土史の第一人者”になるのも夢ではありません」

 カジュアルにも、ディープにも楽しめる狛犬の世界。まずは初詣のついでに、愛嬌たっぷりのご尊顔を拝むところから始めてみたい。

 ■島影真奈美(しまかげ・まなみ) ライター/老年学研究者。1973年宮城県生まれ。シニアカルチャー、ビジネス、マネーなどの分野を中心に取材・執筆を行う傍ら、桜美林大学大学院老年学研究科に在籍。近著に『子育てとばして介護かよ』(KADOKAWA)、『親の介護がツラクなる前に知っておきたいこと』(WAVE出版)。

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