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【トップ直撃】コロナ禍で窮地も、経営スリム化で業界の慣例を打ち崩す! オリジナルTシャツ製造・販売 プラスワン・インターナショナル、新開強社長 (2/4ページ)

 --今では、マスクも人気商品の1つだとか

 「以前はニッチな商品で種類も少なかったけど、今はメーカー各社がいろいろな素材やデザインの商品を販売しています。年末に企業が注文するノベルティーはタオルが鉄板ですが、昨年はマスクでした。例えばマスクにロゴをつけたら広告にもなりますから」

 --ウェブサイト上では、顧客の構想を具体的なグッズ注文まで後押しする「カンタン診断」サービスもあります

 「社内にはそれぞれ特徴を持った部署があるので、的確な所に顧客を回したい。シミュレーター上で顧客も直感的にデザインを楽しむことができるし、人が対応するなら営業時間や営業日もあり、急ぎの客は間に合わない。ユーザー側のリテラシーも高まってきているので、選択肢を増やすという考えです」

 --デジタル利用の要請が高まる中、対面で顧客とやり取りする魅力を実感した部分はありますか

 「弊社の強みは、やはり人と場所とデザインです。素材となるシャツの仕入れ先などは、他社と変わらない。モノとして出来上がる商品で差別化を図ることは難しいので、プロセスで差をつけるしかない。経験値豊富な従業員がヒアリングすれば、顧客の要望やイメージを具体化して期待以上の商品を提案できる。そのプロセスはまだ、機械では再現できませんから」

 --波瀾(はらん)万丈の年を終えましたが、今後の展望は

 「半年前は見通しもつかなかったコロナ禍でも生き残っていることが大きいですね。今まで聖域だった部分にもメスを入れて経費を削りました。売り上げが昨年対比60~70%でも利益が出るくらい経営をスリム化できたんです。ということは、今まで業界的に赤字が当たり前とされていた閑散期も黒字にできる。すると人員計画も立ちます。今までは繁忙期に向け人をそろえる採用活動に追われていましたが、もっと時間をかけて価値観やビジョンを共有できる人材を探すこともできるわけです」

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