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【家電の世界】大画面化に弾みをつけ市場を常にリード シャープ・液晶テレビ「AQUOS」の20年 (1/2ページ)

 シャープの液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」が、2001年1月1日に発売されてから、ちょうど20年目を迎えた。2020年9月には累計販売台数が5000万台に達し、発売から20年間に渡り、国内シェア首位の座を譲らない液晶テレビのトップブランドとして君臨している。

 第1号機のC1シリーズは、13型(8万8000円)、15型(15万5000円)、20型(22万円)の3機種をラインアップ。プロダクトデザイナーの喜多俊之氏による、スタンドの上にパネルが乗ったユニークなデザインも注目を集めた。薄さと軽さを表現したこのデザインは、多くの人にとって憧れのテレビとなった。

 ところで、アクオス発売の1年前にシャープの広告が、大きな話題を集めたことを記憶しているだろうか。00年1月1日のテレビCMと新聞広告では、風呂敷に包んだブラウン管テレビと、女優の吉永小百合さんが液晶テレビを抱えた写真を使用。「20世紀に、置いてゆくもの。21世紀に、持ってゆくもの」のメッセージを使い、21世紀には液晶テレビの時代が訪れることを宣言してみせたのだ。

 いまでは、ほぼ全ての家庭で液晶テレビが使われているが、00年のブラウン管テレビの出荷台数が約987万台に対して、液晶テレビは約43万台と、わずか4%であった。同社では、「05年までに国内で販売する全てのテレビを液晶化する」と宣言していたが、大画面化や視野角、応答速度などに課題があった液晶テレビの普及には時間がかかるとの見方も多かった。

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