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【こんな時代のヒット力】買えば1本500円、雨止めば忘れがち…駅に置けたことが転機に 傘のシェアリングサービス「アイカサ」 (1/3ページ)

 電車を降りたら、突然の雨。ビニール傘を買うべきか悩んだ経験、1度や2度、あるだろう。そんな時に買うビニール傘は1本500円はするし、1、2度の使用にはもったいない。雨が止めば邪魔になって居酒屋などに忘れがち。…だが、目の前は、雨だ。

 そんな時、Nature Innovation Group(東京都渋谷区)が2018年に始めた傘のシェアリングサービス「アイカサ」が、便利だ。利用料は1日(借りた時点から24時間以内)70円(税込み)。返却は別の場所でいい。節約になるだけでなく、無駄がなくなる。

 子供の頃から「ビニール傘がもったない」と思っていた同社社長、丸川照司さん。解決のヒントは17年。留学先のマレーシアで見つかった。マレーシアでは、自転車のシェアサービスが当たり前。「至る所で借りられ、どこでも停め放題。傘もシェアすればいい」と、閃いた。検索すると傘のシェアリングは、既に中国で盛んだった。

 日本で年間生産されるビニール傘は、8000万~1億本。「この数の何倍か、シェアリングの回数がある」と、丸川さんは考えた。

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