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【定年起業への挑戦 実践編】怪獣の造型師・岡健之さん 好きなことでやっていくからこそ、綿密な計画が必要 (1/2ページ)

 造型工房キトラ代表・造型師の岡健之(おか・たけし)さん(59)は54歳で働いていた会社を早期退職、造型師として独立した。好きなことを仕事にできた岡さんに、独立の経緯を伺った。

 そもそものきっかけは息子さんの夏休みの宿題を手伝ったことによる。作品をプロに見せたところ大きく評価された。さらにイベントで作品を展示すると、やはり大きな手応えがあり、造型師としてやっていきたいという思いが芽生えた。

 しかしその頃まだ岡さんは40歳そこそこ。家のローンも残っているし、まだ子供も小さい。そこで、家のローンが終わる55歳での起業を目標に定め、それまでは静かに活動を行おうと決めた。

 54歳の時、会社の早期退職者の募集に手を上げ、退職金の割増し分で1年間の準備期間ができた。その1年間が大きかったと振り返る。

 「上尾市の起業セミナーに行き、さまざまなことを学んだり、事業計画を作ったり、とても有意義に使えました」(岡さん)

 岡さんは好きなことで定年起業できたわけだが、好きなことでやっていくからこそ、綿密な計画が必要だと話す。また、市場の調査・分析や版権元とのやり取り、製作スケジュールの管理など、長い間会社員として積み上げてきた経験やスキルも役立っている。

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