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【トップ直撃】ミシン業界に新潮流、手作り需要も追い風 「子供」「子育て世代」「高齢者」向けなどオリジナル商品投入 アックスヤマザキ・山崎一史代表取締役 (2/4ページ)

 --続いて「子育てにちょうどいいミシン」も発売しました

 「子供用ミシンを発売した際に各地でイベントを開いたところ、親御さんから、自分もやりたくなったけど、家のミシンは重くて出せない、買っても置くところがない、欲しいデザインがない、といった声がありました。その“やらない理由”を反対にしたわけです」

 --小型で軽くておしゃれなミシンということですね

 「普通の小型ミシンでも4~5キログラムあるのを2・1キロまで軽量化し、本棚に入るサイズで、見せたくなるようなデザインにしました」

 --使い勝手に工夫も

 「コードレスで電池でも手軽に使えるようにしたほか、スマホでQRコードを読み取って作り方を見ながら操作できるようにしました。発売当時はコロナ禍でマスク不足だったので、作り方を急遽(きゅうきょ)アップしたところ反響が増え、最大3カ月待ちになりました」

 --高齢者向け製品も

 「ご年配の方はミシンを使える人がほとんどなんですが、視力の低下などの問題を解決する必要がありました。そこで、針の穴の糸通しをしやすくするために、ミシン本体が傾く仕掛けを作ったり、文字を大きくするなど、使う人をいたわるミシンを開発しました。ミシンには脳トレの要素もあり、プレゼント需要も見込んでいます」

 --ミシン市場は右肩下がりといわれてきましたが、流れも変わっているようですね

 「1999年の103万台から2019年に49万台まで減少したというデータもありますが、去年はステイホームで手作りが見直されたという追い風もあり、1・5倍の76万台になりました。われわれも昔はOEM(相手先ブランドによる製造)が中心だったのですが、いまは自社製品が9割ぐらいになっています。小さいメーカーですが、これを機にミシンの魅力を広めていきたいですね」

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