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【コロナが変えた会社のカタチ】コスモエネルギーホールディングス ライン長制度で細かなマネジメント (1/3ページ)

 石油元売り会社の大手、コスモエネルギーホールディングスが働き方改革に取り組んだのは、新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)する以前の2018年だった。だが、週2日のテレワーク体制を導入したが、利用する社員は育児や介護問題を抱える人に限られていた。

 感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、20年には危機対策としての在宅勤務や出社率削減などの対応が始まり、「出社・在宅に関わらず生産性高く仕事をすること」への意識と働き方改革が一気に進む。

 「原則在宅」の間、出社する場合は上長の許可を必要とした。当時のオフィスワーカーの出社率は、10~20%。「石油製品を供給し続けるという使命を果たし、製油所の操業やサービスステーションの営業を停止させない」を第一に、在宅勤務ができない業務の部署・事業所では、出社時の感染防止対策を徹底し、業務を継続した。

 執行役員人事部長の竹田純子さん=顔写真=は、コロナが蔓延し始めた20年4月の異動で現職に就いた。グループ長4人のうち3人が新任。業務のレクチャー、部員との顔合わせや部内会議などはすべてオンラインで行われた。「着任の挨拶などは顔を直接見ながら行いたかった」

 IT(情報技術)の活用や習熟が進み、業務もスムーズになった一方で、「独りで仕事をするのは苦手」「分からないことをすぐに仲間に聞けない」という社員の声もあった。

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