米フォーブスが10日に発表した世界の長者番付(2010年版)で、日本からは前年より5人増の22人がランクインした。中には、バンクーバー五輪で一気に注目を集めた日本電産サンキョーの親会社、日本電産の創業者・永守重信社長の名前も。選手同様、世界の舞台で堂々の“成績”をあげた。
永守氏は資産1800億円で488位。日本電産サンキョーは、バンクーバー五輪スピードスケート男子500メートルで銀メダルの長島圭一郎(27)に1000万円、銅メダルの加藤条治(25)に600万円の報奨金を贈ったが、このうち半分は永守氏のポケットマネーだった。4月1日付で長島は2階級特進の係長、加藤は同主任への昇進が決まっており、永守氏は「金メダル2回で(日本電産サンキョーの)社長だぞ!」と声をかけ注目を集めた。
ただし、成果を挙げた者には太っ腹な一方、経営や人材育成にはシビア。日本電産を売上高600億円の企業に成長させた経営手腕はよく知られているが、新入社員に素手で便所掃除を行わせることも永守氏の方針。若手の書いた設計図を目の前で破り捨てるなど、仕事に厳しい一面もあるカリスマ経営者だ。

