30歳過ぎから始めたブーメランでチャンピオン!

★三菱鉛筆品質保証部 お客様相談室長 成伯宏史さん(44)

2011.07.26


三菱鉛筆 品質保証部 お客様相談室長 成伯宏史さん【拡大】

 30歳を過ぎてからブーメランを始め、2002年のジャパンカップのアキュラシー(Accuracy)の種目でチャンピオンに輝いた腕前を持つ三菱鉛筆の成伯さん。「ブーメランの競技種目は6つあり、アキュラシーは20メートル以上の飛距離を得て、いかに正確に投げ、自分の足元に戻すかを競う競技です」

 2回目の転勤で大阪勤務のとき、土日の家族サービスだけだとストレスがたまる、なんとかならないか…。そんなときたまたま家族と街を歩き、おもちゃ屋さんに入るとブーメランを見つけた。

 瞬間、子供のころから放送していた特撮テレビドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』が同時に蘇った。「ミドレンジャーがブーメランを投げているのを見て、初めてブーメランを知りました。今は投げている人は見かけないけど、実際に投げてキャッチしたらかっこいいんじゃないか…」そんな単純な発想から始めた。

 もともと、皆がやる野球やゴルフのスポーツは嫌いで、人と変わったことをするのが好きな成伯さん。“これだ!”とひらめき、その場でブーメランを購入した。「毎週、土日に挑戦するんだけど、いくら投げても戻ってこない(笑)人に聞いたり調べているうち、買った三角ブーメランは上級者用の難しいやつだと知り、そのコツをつかむまで1カ月かかりました」。風が吹いたらこっち向きで、こう投げればいいとか、いろいろ体感しながら、自己流で習得した。

 現在は常に100本以上の、いろんな形のブーメランを所持し、子供たちにボランティアで教えもする。「5分、10分で飽きちゃうお子さんもいれば、1時間も集中して投げ続ける子供もけっこういます」。

 投げるコツは、風を読むことが一番だと力説する。「見えない風に合わせて、いかに投げるかなんです。身長くらいの高さで風速2、3メートルでも、10メートル上空だと風速が10メートル以上だったり、渦を巻いているときさえもあります。風を読み違えると、戻ってこなくなってしまう」

 見えない風を読み尽くすことが上達への道。その真理は仕事にも役立つという。「見えない風を読んでいると、自然と世の中の見えない流れも読めるようになり、読みのセンスが向上した気分になれます」。今は競技から引退し、ブーメランで知り合った仲間と、酒を囲んでの異業種交流が「オモシロくて仕方ない」と月2回は仲間と集まる。

 

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