残業が月100時間超…気持ちが折れそう

2013.02.13

 【】 毎月残業が多く、昨年12月は時間外が100時間を超えました。年が明けて少しは楽になると思ったのですが、職場から人が減り、結局、残業続きの毎日です。こんな生活、これからずっと続くと思うと気持ちも折れそうです。(40歳、Uさん)

 【】 労働基準法第32条は「使用者は労働者に原則として、1日8時間、または1週40時間(特例事業場では44時間)を超えて労働させてはならない」と定めています。これを超える場合、労使で協定=通称36(サブロク)協定=を結べば、1カ月に45時間を限度に残業が可能です。

 また、臨時的に限度時間を超えることが予想される場合、「36協定」に特別条項を定めることで残業が可能です。

 長時間労働の改善は進んでいません。週60時間以上労働する人は全体の10%、特に30代男性では、週60時間以上労働する人の割合が20%と、長時間労働する人の割合が高くなっています。

 Uさんの場合、1カ月に残業100時間とのことですが、「過労死ライン」(健康障害リスクが高まる時間外労働時間を指す言葉)は80時間であり、そのような生活を続けていたら心身の健康を害してしまいます。

 厚労省の調査では、過労死等事案の労災補償請求は2011年度が898件で、2年連続で増加しました。同年度の精神障害の労災補償請求件数は過去最多の1272件で、3年連続で1000件を超えています。03年度は100件でしたので、実に10倍以上となっています。

 これまで労働基準法では時間外労働の割増率は25%でしたが、「労働者が心身ともに健康を保持しながらワークライフバランスを確保すること」が重要として、法改正され、1カ月に60時間を超える時間外労働を行う場合の割増率が50%に引き上げられました(=中小企業については、適用が猶予されている)。

 ただ、いくら法律が改正されても、不払い残業をさせられては何も変わりません。健康を害しては元も子もありません。職場に労働組合があれば相談するか、なければ労働基準監督署に相談するのがよいと思います。(連合企画局 扇谷浩彰)

 サラリーマンの相談に日本労働組合総連合会の専門スタッフがお答えします。はがきに質問、職業、年齢を明記し、〒100−8160 夕刊フジ報道部「サバイバル術」係まで。匿名でも受け付けます。

 

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