バリ島の不動産、ただ今バブル4合目!まだまだ続くか

2013.09.15

 今回は少し趣向を変えて海外に目を転じたい。行き先はバリ島。日本人には人気が高い。好きな人も多いだろう。この街の不動産は今、バブル真っ盛り。それも、まだまだ続きそうだ。

 まずマクロの視点で見てみよう。バリ島はインドネシアの一部。インドネシア経済は、FRB(米連邦準備制度理事会)のQE3(量的緩和策第3弾)縮小観測でやや苦境。通貨ルピアと株価が下落基調だが、経済構造の基本はさほど変わっていない。

 つまり、海外からの投資は一時的に減退するも、長い目で見れば今後も経済成長する国だ。そのあたり、人口減少に悩む日本とは基本的に違う。

 バリ島はさらに成長が期待できる。というのは、この島の経済の基本は観光業で、それもヨーロッパ、オーストラリア、日本といった先進国からの観光客を受け入れることで大いに繁栄している。

 街を歩いていても豊かさを感じる。日本円で13万円もするというスクーターがビュンビュン走っている。車もだいたい7〜8年以内の年式が多い。車の値段は、日本と大して変わらない。新車で買っても中古で高く売れたりするという。

 もっとバブっているのが、外国人向けのヴィラだ。300平方メートルから500平方メートルの敷地に、延べ床面積200平方メートルくらいの建物。だいたいがオープンになったリビングで、その前には10メートル×3メートルくらいのプールが付く。バスルームが付属している20畳近いベッドルームが2室か3室ある。

 外国人の不動産所有には制限が課されているため、日本でいう所有権は難しいが、リースホールドと呼ばれる借地権なら誰でも取得可能。

 こういったヴィラを20年(+20年くらい延長可能な場合が多い)のリースホールドで購入する場合、同島の都市デンパサールの中心地で2000万円から4000万円。ちょっと田舎のウブド地区に行けば、1000万円以下でもある。

 そして、このところ価格は上昇気味で、先週3000万円だったのが、今週は3500万円…こういう話はザラにある。

 現地に住む日本人が7〜8年前に2000万円で買った家が最近、2億円で売れたなどという話も聞いた。まさにバブルだ。

 しかし、このバブルはそう簡単に崩壊しそうにない。なぜか?

 日本の平成バブルや米国のサブプライム、さらに中国の理財商品と違うのは、バリで動いているお金は、ほとんどが現金で借金ではない。だから、値下がりしたから慌てて売るという動きも起きにくい。

 したがって、景気が少々悪くなっても価格が大幅に下がるということは考えにくい。それに、その時々で景気のいい国からお金を持った外国人がやってくる。ちょっと前は、資源国のロシアやオーストラリアが多かった。今は日本や華人系らしい。

 それに見たところまだ開発の余地がある。新しい空港建設の計画もあるとか。つまり、バリ島は今後とも大いに発展しそうだ。だから、バブルもいまだ4合目。今買うのは悪くない。

 ■榊淳司(さかき・あつし) 住宅ジャーナリスト。1962年、京都府出身。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案の現場に20年以上携わる。不動産会社の注意情報や物件の価格評価の分析に定評がある(www.sakakiatsushi.com)。著書に「年収200万円からのマイホーム戦略」(WAVE出版)など。

 

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