0.01ミリ世界最薄コンドーム売れすぎ 相模ゴム工業、開発10年、汗と涙の結晶

2013.12.04


とっておきのムフフの時に。どこまで薄くなるコンドーム【拡大】

 コンドームブランド「サガミオリジナル」でおなじみの相模ゴム工業(神奈川県厚木市)が新発売した世界最薄0・01ミリのコンドームが注目を集めている。発売2週間で売り切れになる店舗も出るなど、大ヒットの兆しをみせているのだ。構想から10年以上かけて開発にこぎつけたという逸品。2020年の東京五輪を前に一足早く“世界記録”を達成し、開発担当者は「この品質をぜひ体感してほしい」とアピールしている。

 世界に誇る日の丸ブランドが快挙達成だ。業界の話題をさらっているのは、相模ゴムが先月、都内限定で発売したコンドーム「サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)」(ポリウレタン製)。「サガミオリジナル」シリーズの新商品で、その名の通り、世界最薄0・01ミリを実現した。

 同社の広報担当者は「当社の主力商品『サガミオリジナル002(ゼロゼロツー)』の0・02ミリ、24ミクロンがこれまでの最薄だった。その自己記録を更新し、さらに18ミクロンにまで薄く加工した」と説明する。

 ミリ単位の違いは実感がわきにくいが、「市販のラップで0・02〜0・03ミリ程度。その半分程度の薄さ」(同社広報)というから確かにスゴい。

 先月18日から発売を開始。これまで3万箱を出荷し、「売り切れになる店舗も出ている」(同)という。

 ギネス級の記録を成し遂げた裏には、涙ぐましい企業努力があった。

 「構想から含めると、完成までに10年以上の歳月を要した」

 こう明かすのは、同社総合開発部の山中千秋主任研究員(42)。コンドーム一筋14年の研究者で、07年から「0・01プロジェクト」の中心的役割を担ってきた。

 完成までのプロセスは、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」も真っ青の苦労があったという。

 「試作品を作って1つずつ実験するという作業を繰り返し、トータルで2万本(個)のトライ&エラーを重ねた。まさに汗と涙の結晶です」(山中氏)

 業界関係者によると、国際規格のISOのみならず、全世界の規格基準を完全にクリアできるのはわずか5社。そのうち、3社を日本メーカーが占めるほど日本産コンドームの品質は高い。

 だが、国内の市場は縮小気味で、総生産数量は年々減少。厚生労働省の調べでは、1997年に約858万箱(1箱当たり144個)だったのが、12年には約457万箱まで激減した。それだけに新商品の開発に力を注ぐメーカー側には「市場活性化の起爆剤にしたい」との思いもあるようだ。

 目下、業界関係者の視線の先には7年後の商機がある。

 同社広報は「東京五輪開催が決まったのは大きい。バルセロナ、リレハンメル、長野。過去3回の五輪で、選手村で配布するコンドームとして当社の商品が採用された。世界に当社の商品の品質を知ってもらう大きなチャンスを逃すわけにはいかない」と気合を込める。

 「一度使ってもらえれば、必ず満足させる自信がある」と開発者の山中氏が言い切る最新コンドーム。試してみる価値はありそうだ。

 

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