「トータルプロデュース」手法で年商150億超 カトープレジャーグループ・加藤友康代表

★カトープレジャーグループ加藤友康代表(48)

2013.12.23


加藤友康代表が再生した「つるとんたん 琴しょう楼」六本木店【拡大】

 大阪府が2010年から推進してきた「中之島にぎわいの森プロジェクト」。その集大成として、今月15日、DREAMS COME TRUEとのコラボで「中之島 LOVE CENTRAL」を開業。そこでレストラン、バンケットホール、カフェなどを展開するのがケー・エキスプレス(カトープレジャーグループ)だ。

 ホテル、フードサービス、スパ、リゾート、旅館など「トータルプロデュース」という手法で事業を展開中の同グループ代表、加藤友康氏(48)の生い立ちとは−。

 1965年、大阪市天王寺生まれ。父親は商売を手広く展開していた。だが、加藤氏が大学生の頃、病気で入退院を繰り返すようになり、「気がつくと借金しか残っていないような状態でした」。そのとき、父親の商売を引き継げるのは加藤氏しかいなかった。

 少年時代はドラムに熱中し、すでに音楽やイベントに関わる仕事に携わっていた加藤氏は、迷いに迷った末、20億円の借金を抱えた社長の椅子に座る。

 86年、時代はバブルに向かって走り始めた頃、加藤氏の事業再生という冒険がはじまった。24歳、うどん店の再生に着手する。「麺匠の心つくし つるとんたん」の始まりだ。これが月商1200万円を売り上げる人気店に。

 手掛けたプロジェクトを次々に成功させ、プロデューサーとして認知されていく。他のデザイナーやプロデューサーとの交流が広がっていくが、彼らの中には託された何億円もの金を軽く扱う風潮がみてとれた。「何でこんなに気軽にやっているんだ」、思わずそんな言葉が口をつく。

 いくらきれいな箱をつくっても、オペレーションが悪ければ、はやらない。逆もしかり。だから加藤氏は、やるからにはすべてをトータルにやるべきだと考えた。クライアントに、「利益が上がらなければお金もいらない。収益の保全もする。だからすべてに責任を持ちます」と言い切った。

 そして現在、同社は150億円超の売り上げを誇る。総合的なレジャー事業開発を基幹コンセプトに多岐にわたる施設を「トータルプロデュース」という手法によって遂行、これまですべて目標収益をクリアしている。 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!