積極的な生き方が生んだ「俺のハンバーグ山本」

★「俺カンパニー」山本昇平代表(32)

2014.02.24


俺カンパニーの自由が丘【拡大】

 「俺のハンバーグ山本」。一度聞くと忘れられない店名で恵比寿の本店、渋谷、赤坂、高田馬場、吉祥寺、自由が丘に6店舗を展開。「しっかりした食事で、健康づくりにも貢献し、より安全な食材を提供したい」という思いを明確にするため、3月から食材をすべて国産に切り替えていく。「俺カンパニー」の代表・山本昇平氏(32)はラーメン業界出身。独創的な「俺のハンバーグ山本」の仕掛け人の哲学とは−。

 おとなしく、目立たない少年だった山本氏はボーイスカウトに入隊した。だが、九州に世界中の人たちが集まるジャンボリーというキャンプ大会に、「英語が話せない」と参加を断ったことが後に「どうしてあの時、勇気を出さなかったんだろう」という後悔となる。それがきっかけで自己表現を意識するようになった。

 積極的な生き方をしようと決めた山本氏は大学時代、アルバイトで飲食業に出合い、卒業時には飲食での起業を志すようになる。独立支援制度を持つ「ムジャキフーズ」に入社。ハードワークなラーメン店勤務だったが、経営の仕組みを知り起業するのが目的だったので苦にはならなかった。仕組みだけではなく社長の人柄や“夢を持っている人にチャンスを”という考えにもひかれ懸命に働いた。

 その姿勢が評価され、1年2カ月後、ハンバーグという未知の業界である「俺のハンバーグ山本」を出店した。わずかな経験しかない23歳の青年に会社は何千万円を投じた。最初は全然ダメだったが、評判は徐々に口コミで広がり、6カ月後、一気にブレーク。出店から3年3カ月後の2008年9月、俺カンパニーが設立される。

 山本氏の独創的なアイデアと類いまれな人間力は、積極的な生き方をしようと決めた瞬間に育まれたものだ。何よりも人との出会いを大切にし感謝の気持ちを忘れないのが山本氏の信条だ。

 「明日の活力となる料理を毎日しっかりと作ってくれた母の思いをハンバーグに込めて、皆さんに元気になってほしい」という気持ちを込めて、これからも毎日一生懸命作り続ける。(細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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