サンドイッチ&ハンバーガー専門店「ファンゴー」を日本で展開

★「ファンゴー」関俊一郎社長(46)

2014.04.07


サンドイッチ&ハンバーガーの「FUNGO」三宿本店【拡大】

 社名の「ファンゴー」は「going to be fun(楽しくいこう)」という意味。関俊一郎社長の、人生に対するメッセージが込められている。サンドイッチ&ハンバーガー専門店を、世田谷区三宿に初出店したのは1995年。28歳の時だった。

 それまで約6年間暮らした米国・カリフォルニアで、「毎日サンドイッチを食べていました。日本でいえば寿司のような存在。ところが当時の日本では、コンビニなどで売られているだけでした」。サンドイッチ店を日本で展開しよう。心に決めた。

 関さんは67年、長野県諏訪市生まれ。元東大教授・西部邁さんの米国滞在記『蜃気楼の中へ 遅ればせのアメリカ体験』に感動し、西部さんの学んだカリフォルニア大学バークリー校に進学するが、「寿司屋のバイトや、画廊の取引を手伝ったりしているうち、商売に興味を持ち始めた」。

 帰国後、経営コンサルティング会社で2年間働き、起業を固め、コック、スタッフの3人で開店。時代のニーズにマッチし、1000円以上のサンドイッチが飛ぶように売れた。

 だがその後、1億円を投じて、有名なファッションビルに出店するも、採算が取れず、約6年で撤退。しかも、信じた仲間に騙され「3店舗のうち2つを閉じた」。

 押し寄せる濁流の中、必死でしがみついた。だが、尊敬する先輩経営者からのアドバイスにハッとした。

 「わらにしがみついてもダメだ。底まで落ちる覚悟と勇気が大事だ。そうすれば底を蹴って浮上できる」

 ただ、がむしゃらに働いた。70キロあった体重は53キロに。そんなとき、客から手紙が届いた。「1000円のランチでこれほど幸せな気持ちにしてくれるお店は他にはありません」。うれしい出来事に、業績も徐々に浮上。底を蹴った。

 今年で創業19年。現在は、西新宿にイタリアン、東京タワーの見える東麻布にイタリアン&フレンチと業態の違う店も展開している。 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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