未知の領域 宇宙の果てより遠い深海

2014.04.16

 最近、ダイオウイカやリュウグウノツカイやらの深海生物が、日本の周りで生きたまま発見されるケースが急増している。また、レアメタルやシェールガスやメタンハイドレートなどの超貴重な資源が、日本のすぐそばの深海底にも膨大に存在していることがニュースになった。しかし「深海」について、ほとんど何も知らないことに気がついたので調べてみた。

 地球全体の70%は海で、その80%は水深200メートル以上の深海。深海とは、日光がほとんど届かず暗黒なため、植物プランクトンが光合成をできる限界を超えた深さだ。地球の海の平均深度は3729メートル。富士山の高さが3776メートルなのでほとんど同じ。

 深海の特徴は(1)暗黒(2)高圧(3)低温(4)低酸素…想像を絶する環境だ。中でも水圧は10メートルごとに1気圧増えるので、深さ200メートルだと21気圧、日本海溝(東日本大震災の震源域付近)の深度8000メートルでは、約840気圧にもなる。

 これは1平方センチメートル当たり840キログラムの圧力…例えるなら“小型自動車を載せたハイヒールで踏まれた”感じ。

 「暗黒と高水圧」のおかげで、全深海底のうち人類が実際に見たことがある範囲は、わずか1000万分の1以下だという。月や火星や金星など、直接探査したり、百三十数億光年のかなたまで望遠鏡で観測できる宇宙より、ごく身近にある深海の方がはるかに遠い。

 当然、深海に生息する生物や深海底の状態や資源については、ほとんど何にも分かっていない…。

 ■司法書士法人新宿事務所代表ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」メーンパーソナリティー

 

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