美白ブームの恐ろしい未来 日光避ける女性が骨粗鬆症に…

2014.05.14

 知人の75歳の母親が自宅で転んで股関節を複雑骨折したという話を聞いた。検査したら骨粗鬆(こつそしょう)症で、骨がスカスカだったらしい。

 骨粗鬆症は、ほぼ無自覚で進行し、一度骨折すると骨の再接続には通常より長期間の安静が必要。その間に筋力も低下するので、結果的に「寝たきり状態」になるリスクが高い恐ろしい病気だ。

 あまり認知されていないが、骨は古くなった骨を溶かす「破骨細胞」と、新しく骨を造る「骨芽細胞」の働きで、約3年で生まれ変わっている。骨粗鬆症はそのバランスが崩れて、骨が造られる以上に壊されるために起こる病気なのだ。

 厚生労働省などによると、現在、日本国内には推定1280万人もの骨粗鬆症患者(80%が女性)がいる。特に女性は更年期のホルモンバランスの変化をきっかけにこの病気になりやすく、60代の3人に1人、70代の2人に1人が、この病気にかかっている可能性があるとのこと。

 問題は骨粗鬆症の未来だ。骨はカルシウムと「ビタミンD」で造られていて、ビタミンDは皮膚に紫外線を当てるだけで簡単に皮下組織で生成される。ただ、現在の美白ブームの結果、異常なまでに日光を嫌う女性が激増。シミ・シワを恐れる30〜50歳代の骨粗鬆症予備軍女性のビタミンD不足により、さらに患者数を増加させる可能性が高いらしい。

 一時の美肌を取るか、寝たきりの老後を取るか…未来は1日30分の日光浴にかかっている。

 ■司法書士法人新宿事務所代表ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」メーンパーソナリティー

 

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