ファイブグループ坂本憲史社長「本心、本音で接客」徹底

★ファイブグループ・坂本憲史社長(41)

2014.06.16


吉祥寺の居酒屋「燻し家もっくん」【拡大】

 「ウチの会社は基本、自由。やりたいことは会社を利用してやればいいが、自分でケツが拭けないようなら、やるなです」

 2003年の創業時から、何にも縛られることなく、自分たちがいいと感じたことを自己責任のもとで実践する方針を貫いてきたファイブグループの坂本憲史社長。

 現在、掘りごたつやロフトなどくつろげる空間でおいしい手料理が食べられる「吉祥寺っ子居酒屋 とりとん」、食べ放題飲み放題が若者に人気の「居酒屋行くなら俺んち来い。」をはじめ、いずれも料理、酒とも手頃で気取らない居酒屋を多店舗展開している。

 坂本社長は「人とのつながりのない人生は無意味だ」という価値観の持ち主。それは大学時代に実体験から悟った。それまで続けていた「格闘技と夜のバイトに没頭し、友達を作ろうとしない生活」に疑問を抱いたのだった。

 結果「人と触れ合う仕事=飲食業」で働こうと思い、大学卒業後、くつろぎのカフェや居心地のいいパブなどを経営するプロントコーポレーションに入社。赤字店を黒字にするなど結果を残し、27歳で退職してからは、和食店やラーメン店、バーなどを掛け持ち、30歳で独立を果たした。

 「店が、お客さんだけでなくスタッフにとっても楽しくなれる環境に」が第一と考えている。この独自方針を面白がる客も、眉をひそめる客もいたが、「すべての方に喜んでもらうなんて無理。分かってくださるお客さんはきっといる。嫌悪感を持たれたなら、その時考えればいい」と割り切り、「自分の本心、本音で接客しよう」を徹底させてきた。

 店内を暗くし、間接照明でオシャレな空間を演出するダイニングがはやっているが「雰囲気作りにお金をかけるせいで、料理の値段が高くなるのは、いいと思えない」と坂本社長。笑顔で気働きするスタッフたちとともに企業努力もしている。

 坂本社長は将来を見据えて「今後は個性的な経営者を輩出していきたい」という。

 「スタッフは、この会社を次への踏み台にするくらいの気持ちで仕事に取り組んでほしい。それが当社の価値だと思います」 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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