【「01」発想講座】チェックリスト法 細かく項目設けアイデアを広げる 「5W1H」などで連想ワードを創出

2014.07.04


連想が苦手な人は自分なりのチェックリストを手書きで作ろう【拡大】

 先月のこの欄では、「1つのことからたくさんの連想をする能力(CQ)を身につけよう」と述べた。だが、それを読んだ知人から、「クリエーティブはどうも苦手だ。昔から、一体どうやったら新しいことがそんなにたくさん思いつくのか見当もつかなかった」という意見が寄せられた。

 そんな人のためのチェックリスト法がある。これは発想法の一種で、オズボーンのチェックリストが有名だ。

 あらかじめチェックリストを用意しておき、リスト項目別に連想を書き込む。すると、たくさんの連想ワードが創出できる。

 たとえば(1)真逆なものを連想する(2)大きく拡大してみる(3)小さく縮小してみる(4)必要最小限にしてみる(5)カラーデザインを変えてみる…といったチェックリストだ。

 そのうえで、“新しい自動車を発想せよ”という課題が出されたら、(1)真逆なものを連想する=ウオーキング、馬車、肩車、はいはい、スニーカー(2)大きく拡大する=バスサイズの自動車、ジャンボジェット機、マイホームになる自動車(3)小さく縮小する=蟻サイズの自動車、0.1ミリの自動車(4)必要最小限にする=ゴーカート、モーター付き自転車、エンジン付きスケボー(5)カラーデザインを変える=ヒョウ柄の車、透明な車、発光する車−というように連想しながらメモを取っていけばいい。

 50項目ほどのリストを用意しておくと、自分らしいアイデアが生み出せるはずだ。

 僕のチェックリストは5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どのように、なぜ)の各項目をベースに、自分なりに加工したものだ。(1)いつ=数年先(2)どこで=世界が注目する場所(3)誰が=初めて使う人(4)何を=具体的な商品やサービス(5)どのように=簡単にすぐ使える(6)なぜ=みんなが望んでいるから−といった具合に書いていく。

 では、これを使って自動車のアイデアを出してみよう。

 (1)いつ=6年先(2)どこで=東京オリンピック(3)誰が=外国人観光客(4)何を=レンタカー(5)どのように=日本国内をドライブできる人工知能型カーナビ付き(自動運転可)(6)なぜ=日本語、交通ルール、道順がわからなくても安全に自在にどこにでも行ける。

 同じチェックリストで今度は、洋服のアイデアを出してみよう。

 (1)いつ=6年先(2)どこで=東京オリンピック(3)誰が=外国人観光客(4)何を=レンタル着物(5)どのように=ワンタッチで脱着できる着物(6)なぜ=時代劇の殿様(や戦国武将、忍者、お姫様など)に変身してみたい。

 この場合、スケッチブックのような大きめの紙に、マインドマップ形式で独自のチェックリストを作成しておき、連想したワードや絵を手書きで書き込むと、より質の高いアイデアが生まれる。

 このリストを毎回の課題に合わせて変えていけば、アイデアはマンネリ化しないで済む。たとえば、新しく店舗を持つ前に考えることとして、すでに作ったリストを次のように変えてみるのだ。

 (1)いつ=数年先→来シーズン(2)どこで=世界が注目する場所→通が注目する店(3)誰が=初めて使う人→来店してほしいお客さま(4)何を=具体的な商品やサービス→いままでになかった商品やサービス(5)どのように=簡単にすぐ使える→プロ意識をくすぐる(6)なぜ=みんなが望んでいるから→常連が思いもつかなかったことだから。

 このようにアレンジすると、アイデアは無限に広がっていく。イメージする状況や言葉の表現を変えながら、さまざまなチェックリストを“発明”してほしい。 (久保田達也)

 

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