「ノバレーゼ」浅田剛治社長、結婚式場経営に留まらず

★「ノバレーゼ」浅田剛治社長(44)

2014.07.07


六本木のレストラン「ジャン・ジョルジュトウキョウ」【拡大】

 個性的で自分らしい結婚式が人気を呼ぶ昨今、2000年創業のブライダル会社「ノバレーゼ」が快進撃を続けている。一代で東証一部上場企業に育てあげた浅田剛治社長は、式場経営に留まらず、晴れの料理を日常でも楽しめるレストランまで展開するアイデアマンだ。

 大阪府生まれ。6人兄弟の次男で、慶応大学卒業後、リクルートで1年半ほど働いたが、父が倒れ、オーナーだった名古屋の古い結婚式場を継ぐことに。問題山積の会社だった。

 「4億の売り上げはありましたが、5000万ほど赤字を出していて、笑ってしまうくらいいい加減な経営でした。痛んだ古い設備を手入れするわけでもないし、式場でスタッフが宴会してケンカとなり、翌朝私が出社するとその形跡が残っていたほどです。でも給料は下がらないし、追い出されないから何も変わらない」

 がくぜんとするが、改善する気も起こらなかった。だが、ある日、女性スタッフに「ここにいても先がない」と辞表を出され、目が覚めた。

 腹をくくってスタッフの入れ替えなどに乗り出す。3年ほどたつと有能なメンバーに囲まれ、当時まだ珍しかったチャペルを導入するなど、施設も大改造でき、改革が軌道に乗って業績はV字回復。

 その後、父と袂を分かち、2000年、30歳のとき、わずか6人で起業。ドレスショップ経営と婚礼プロデュースの新事業を開始した。

 03年、名古屋市郊外の緑に囲まれた敷地600坪の邸宅でゆったり晴れの日を祝える「アマンダンテラス」を開業すると、街を一望できる最高のロケーションもウケて、瞬く間に大人気に。飛躍的に業績がアップし、4年後には東京に本社を移転。10年12月、東証一部(06年マザーズ上場)に昇格となった。

 今では、入江誠シェフの芸術的なフレンチを堪能できる「イリエ・ル・ジョワイユー」をはじめ、NYセレブに人気のカジュアルイタリアン「セラフィーナ・ニューヨーク」、すし&和食「シャリ・ザ・トウキョウ」、NY三ツ星レストランの「ジャン−ジョルジュ」など、個性的で洗練されたレストランも国内に展開。

 また、中国や韓国など国外にもレストランを展開している。

 「本業はブライダルですから、積極出店は考えていません。1店舗1店舗に私たちの力をギュッと凝縮したような、中身が濃く、すべてに満足してもらえるレストランを創っていきたいです」 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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