小保方氏が問う早大博士号のブランド価値 取り消しなしなら大きなマイナス (2/2ページ)

2014.07.24

連載:経済快説


理研や早大のブランド価値を揺さぶる小保方氏【拡大】

 にもかかわらず、調査委員会が、博士号取り消しに該当しないという結論を出したのはなぜか。

 遠慮なく推測を言うと、別の博士号認定についても指摘を受けて調査を行ったり、その結果の杜撰な審査を糾弾されたりするケースが続々と出てくることの不都合が、現在の早大の当事者たちにとっては重大なのだろう。

 しかし、現在の関係者たちにとっては、博士号取り消しがない方が好都合なのだとしても、このような推定が成り立つことは、「早大の博士号」の価値を著しく損なう。当然のことながら、将来早大が提供する学業サービスのブランド価値を大きく下落させる。

 大学が授与する学位の信頼性は、所詮、その大学が感じていると推定される自分自身の名誉のビジネス的価値以上のものではあり得ない。「早大の博士号」も例外ではない。

 委員会の報告を受けて、最終的に早大が小保方氏の博士号を取り消さないと決めるなら、早大にとっては、かなりのマイナスとなりそうだ。

 それにしても、理研、科学雑誌、そして早大の博士号の杜撰さを暴き、権威のいい加減さを次々と白日の下にさらす小保方氏の破壊力のすさまじさには恐れ入る。 (経済評論家・山崎元)

 

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