マンションも台風対策 上階部屋ほど換気扇から漏水

2014.08.28


ルーバー型換気扇(上)は隙間から水が室内に入ることも。象の鼻タイプ(下)に取り換えたい【拡大】

 もうすぐ本格的な台風シーズン。過去に豪雨の被害がなくても、甘く見てはいけない。マンション内でチェックしたい個所を紹介する。

 最も注意したいのは、機械式駐車場だ。地下ピット式は、大雨による浸水被害を受けやすい。車が水に漬かれば使用不能になる。まず、車両保険に加入しよう。火災保険では浸水被害は補償されない。

 管理組合向けの相談を受けるメルすみごこち事務所(東京都渋谷区)のマンション管理士、武居知行さんがアドバイスをする。

 「大雨の際、機械式駐車場の床板を50センチ上げておくだけで浸水リスクがほとんどなくなる。駐車場のカギを持っている全員で、注意を払いたい。雨に気づいた人が機械を操作するルールを作る。建物内にいる人がすぐ対応できるのは、多くの人が集まって住むマンションの最大のメリットだ」。

 上層階でも雨の被害はある。10階程度以上では、強い横風が吹き、雨が室内に向かってたたきつけるように降る。武居さんは「上階にいくほど、換気扇の噴き出し口などから水が部屋に入るトラブルが起きている」という。換気扇のフードが象の鼻のような形で、水が入りにくい構造ならばよいが、少し前に見られたルーバータイプでは水が入る。

 「隙間から入った水が室内を通るダクトの中に流れ込み、部屋の真ん中から漏水した例もある。原因を見つけるまでかなり時間を要した」(武居さん)。近隣に高層マンションが建って風の向きが変わり、被害が発生したマンションもある。

 共用廊下にも気を配りたい。外に面していない内廊下型でも安心できないのだ。廊下に面した窓を開けておくと、水が浸入する。内廊下のじゅうたんや床、壁紙は防水仕様ではないため、濡れるとはがれやすくなりシミもできる。気づいたら窓を閉めればよいのだが、「室内以外には無関心」な人が多いのだ。

 自分の部屋だけでなく、「共用部分を含めて、自分の資産」という意識を持ちたい。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)

 

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