立ち飲み焼き肉店「六花界」でネットワーク作り

★「六花界」森田隼人CEO(36)

2014.09.01


神田の立ち飲み焼き肉店「六花界」【拡大】

 JR神田駅のガード下にある、わずか2・2坪の“激セマ”立ち飲み焼き肉店「六花界」が、今とても熱い。

 「飲食で当てるというのではなく、ネットワークを広げるのが狙いでした。焼き肉にしたのは『肉はご馳走!』だからです」と語る若きオーナー、森田隼人氏は、一級建築士や測量士、一級土木施工管理技士などの資格を持つ建築デザイナー。店舗設計中心の「モリタ空間デザイン事務所」のCEOであり、JBCのプロボクサーやモデルとしても活動している超マルチ人間だ。

 「お金もなかったけれど、駅近はお客さまに対する最初のサービスとこだわって」スタートしたこの店、10人も入ればいっぱいにも関わらず「立ち飲みだから」と客が入り、ふたつの七輪を囲んで肉を突っつきながらワイワイがやがや。

 独自ルートで仕入れた新鮮な肉はA4かA5の高品質。うまくて安くて、珍しい部位も食べられる。しかも森田さんが、“いかにも大阪人らしく”スタッフに「爆笑を3回取るまで帰らすな」などというものだから、客もついその気に。

 客が客を呼び続けて大繁盛し、今や鶯谷に住所や電話非公開の“一見さんお断り”焼き肉店「初花一家」、神田に住所非公開で完全予約制の日本酒&コース料理の店「吟花」を運営。

 「初花一家」は「六花界」の常連になれば利用できる。「吟花」は、とっておきの日本酒をゆったり堪能してもらえるよう、わずか10席なのに“1日1回転”のため、予約日は約1年先といった人気ぶりだ。

 「当初は3店舗でと思っていたのですが、今は6店舗まではいきたい。それは日本酒を広めたいからです」

 思い起こせば、一級建築士で剣道の腕も確かな父親にスパルタで育てられ、大学時代は理工学部で学びながらボクシングも極めた。

 6歳の誕生日に言われた「財産も会社も渡さんが、20歳になったとき独りで生きていける知識と経験と教養はつけさせてやる」の言葉を地で行くかのように、25歳でデザイン事務所を設立。新たなニーズを拡大しようと上京し、奮闘する中で始めた「六花界」を基点に、森田ネットワークは拡大中だ。 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

 

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