「レプハウス」堀口康弘社長(59) 「若いうちにゼロから金をためて海外へ」の助言実行

★「レプハウス」堀口康弘社長(59)

2014.09.15


明るく開放的なカフェテーブルテラス【拡大】

 南仏を感じさせる明るい色彩のインテリア、ゆったり開放的な空間で、フレンチやイタリアンをベースにした日本人向けのヘルシー・メニューを楽しめるレストラン「カフェテーブルテラス」を東京・青山と大阪・天王寺で展開する堀口康弘さん。実は、生活雑貨を輸入&製造し、国内外のショッピングモールやデパートなどで80店以上の店舗を展開する会社「レプハウス」の社長だ。

 「生活空間というフィールドで、独自のビジネススタイルを創造し続けて30年余。カフェは雑貨店の姉妹店で、食事だけでなくパーティーや撮影などさまざまな用途に、ご利用いただけます」

 1955年、佐賀県で男5人の4男として生まれた。子供の頃から絵が上手で画家を志すが、東京芸術大学の受験に2度失敗。目的を見失って電器店でバイトを始めたら、なんと販売成績優秀で月給50万円を手にするまでに。

 しかし尊敬する会社経営者が、20歳程度で目的もなく大金を手にする様子を見て「若いうちにできることをしなさい。ゼロからお金をためて、海外に行きなさい」と助言してくれたことから、方向転換。

 貯金をはたいて買った電気製品を親に送り、無一文から土木作業などの仕事で新たに金をため、21歳で米国ロサンゼルスへ。黒人街のリカーショップで働くうち街が気に入り、永住権を得るための審査を受けに帰国するが、雑貨業界屈指の実業家に気に入られ、82年にひとまず日本で起業。

 「バブル景気の後押しもあり業績はぐんぐんアップ。商品も食器を手始めに、キッチンウエア、ステーショナリー、インテリア家具、アロマグッズなど雑貨全般に広がり、このビジネスが楽しくなっていったのです」

 米国の永住権を得て、現地で立ち上げた飲食事業のため、しばらく日米往復生活を過ごすも、結局、雑貨事業に注力しようと決め、永住権も返却した。

 以来、心には「いつか飲食業を」の思いがあり、2009年ついにカフェ開店となる。雑貨のエキスパートらしく「料理に合わせて食器を選ぶのでなく、食器ありきで考えた料理を提供する」のがコンセプト。

 それは「暮らしをデザインし、生活に夢を与える」堀口さんの信条であり、切っても切れない“生活雑貨と食”のあり方に対する提案なのである。 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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