元自衛官がモデル&シャンソン歌手 オリジナルソングで被災地復興支援

2014.09.26


シャンソン歌手として活躍する元自衛官の白鳥さん【拡大】

 東京・新宿の居酒屋で白鳥加奈子(本名・白幡加奈子)さんに会った。都内のライブハウスを中心に活動しているシャンソン歌手で、現役のモデル。少女コミックの主人公のような芸名と容姿からはちょっと想像つかないが、元自衛官である。

 「私、体育会系なんです。高校時代にバレーボールをやっていたので、自衛隊の訓練は厳しかったけれど、何とか務まりました」

 岩手県金ケ崎町出身。弟が少年工科学校に入り「親に金銭的な苦労を掛けずにパイロットになったのを見て、私も」と、海上自衛隊に入隊。横須賀で3カ月教育・訓練を受け、千葉県の下総航空基地に配属された。2期5年務めて退官。32歳で結婚し、4人の子供を授かった。娘の白幡いちほさんはアイドル系の芸人で活躍中だ。

 40代になってからモデルとしてテレビやCM、雑誌などで活躍。「ボイストレーニングの先生に歌唱指導を受けるようになってから、モデル仲間とユニットを組んで歌い始めました」。しかし、活動方針をめぐって意見が対立し解散。現在はソロで歌っている。

 「モンゴルでゴミ拾いを体験するエコツアーで“ゴローさん”と知り合って」と、異色コンビの「カナ&ゴロー」を結成。相方のゴローさんこと源吾朗さんは大道芸能家。白鳥さんのマネジャーでもある。「美女と野獣といわれます」とゴローさん。

 結成翌年の2011年3月11日。郷里の家族に被害はなかったものの強いショックを受け、「私に何かできることはないか」といろいろ考えた末、曲を作ることになった。ゴローさんと軽快なサンバのリズムに乗せて歌う『星めぐりサンバ♪』のCDを自主制作して、「昨年1年間で100枚近く売って、10万円寄付できました」とほほ笑む。

 宮城県名取市で定期的に慰問活動を行っている。住民から同市在住のシンガーソングライターの作品『望郷港町』を歌ってほしいと頼まれ、今月12日に東京・歌舞伎町の居酒屋「半兵ヱ」で初披露した。

 「いま一番の夢は、東北応援歌『星めぐりサンバ♪』と名取市閖上(ゆりあげ)の歌『望郷港町』を大きな舞台で歌うことです」

 居酒屋や路上ライブでの投げ銭、CDの売り上げで資金を稼ぎ、10月にはまた名取へ演芸慰問に行く予定だ。

 ■大宮知信(おおみや・とものぶ) ノンフィクション・ライター。1948年、茨城県生まれ。中学卒業後、東京下町のネジ販売会社に集団就職。ギター流し、週刊誌編集者など二十数回の転職を繰り返し、現在に至る。政治、経済、社会問題など幅広い分野で執筆。新著「死ぬのにいくらかかるか!」(祥伝社)など著書多数。

 

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