株安は「怪我の功名」になるか 増税先送り決断なら大幅高も (1/2ページ)

2014.10.23

連載:経済快説


波乱に見舞われた10月相場だが、反転のチャンスも【拡大】

 9月25日には日経平均株価で1万6374円の高値を付けるなど、一時は順調に上昇していた株価が、ここのところ急落している。先週末の終値1万4532円は高値から約11・2%の下落となる。「アベノミクス相場もこれで終わりか」と悲観する投資家もおられよう。

 今回の株価下落の主因は、大まかには世界景気の後退懸念で、よりピンポイントには世界経済があてにしていた米国経済に対する懸念が広がったことだ。例えば、9月の消費支出(0・6%増の予想に対して0・2%減だった)など、景気が案外弱いことを示唆するような数字がいくつか発表された。

 米国の景気は「FRB(連邦準備制度理事会)がおおっぴらに利上げのスケジュールを議論できるくらい」絶好調だと思われていたものが、「米企業の海外売り上げがふるわない。米国一国だけで好況を続けることは難しいかもしれない」という認識が台頭した。

 加えて、ドイツの景気見通しが下方修正されるなど、もともと日本型のデフレ入りが心配されている欧州の低迷、全国で不動産価格の下落が起きている中国経済への懸念がある。

 消費税引き上げ第1弾でブレーキを踏まれ、第2弾の引き上げに耐えられないのではないかと心配される日本の景気を考えると、この先への心配はもっともだ。

 しかし、今回の一連の動きは、「怪我(けが)の功名」、より積極的には、日本株の「買い場の提供」になる可能性があるのではないかと筆者は考えている。

 

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