【激変!相続税に備える】借金は分割できない 3カ月以内なら放棄できるが、確認困難な場合が多い (1/2ページ)

2014.11.12


相続できる親族の範囲と順位【拡大】

 相続される財産は、プラスの(積極)財産ばかりではない。借金というマイナスの(消極)財産もある。よく「借金があるので相続を放棄した」と聞く。実は、この言葉に誤解が多い。

 一般的には、相続人の間で遺産分割協議書を締結して遺産を分ける。その中で、借金を含め「財産を受け取らない」と記載した遺産分割協議書に、記名押印して、相続を放棄したと勘違いしている場合が多いのだ。

 借金は遺産分割できない。これが意外に知られていない。借金は、法定相続分で各相続人が相続するのが原則であり、たとえ遺産分割協議書で異なる負担の取り決めをしても、それは相続人の間で決めたことであり、金融機関は従う必要はない。金融機関は、法定相続分で各相続人に返済を請求できる。もし、借金が遺産分割できてしまえば、返済能力のない相続人が借金をまとめて相続し、自己破産をするような事態が起きてしまう。

 借金を相続しない方法は、民法の相続放棄である。原則として相続人が、相続開始から3カ月以内に、家庭裁判所へ「相続放棄の申述書」を提出して行う。この手続きによって申請した相続人は、「はじめから相続人ではなかった」ことになる。相続人でないから、積極財産も消極財産も受け取らない(保証人の場合は異なる)。

 しかし、相続放棄をした者が相続人でなくなると、相続人の順位が繰り上がって、別の親族が新たな相続人になってしまう。ここに注意しなければならない。

 

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