「トラジ」金信彦社長 思いは「焼き肉、韓国食文化の地位向上」 (1/2ページ)

★「トラジ」金信彦社長(48)

2014.11.24


浦安市舞浜の「炭火焼肉トラジ」イクスピアリ店【拡大】

 1号店出店から19年目の今年8月28日。東京・豊洲にできた商業施設「豊洲フォレシア」内に「焼肉トラジ」がオープンした。「炭火焼肉トラジ」「焼肉トラジ」などトラジが直営する50店舗目となるメモリアルな店だ。

 1966年1月17日。トラジの社長、金信彦さんは5人兄弟の3男として、東京都足立区で生まれた。冬が厳しい韓国にあって比較的温暖な「韓国のハワイ」と呼ばれる済州島。金さんの祖父・祖母は、その島から日本に来た。金家にはその済州島のDNAが脈々と流れている。

 2DKの小さな住まいで、祖母と両親、そして5人の兄弟たちとひしめくようにして金さんのストーリーは始まった。5人の子供を抱えた金家は、父親がトラックの運転手などをしながら生計を立てていたが、のちに母が焼き肉店を開き、家族を養うようになる。この母の店が「トラジ」の源流だ。

 金さんは大学を卒業し母の店を手伝うが、母とそりが合わない。「母は料理も接客も抜群で文句の付けようもないが、スタッフに対する態度があまりに厳し過ぎると私には思えた」と当時を振り返る金さん。それがキッカケで、母の元から独立することになる。

 95年12月。妻と2人で、わずか6テーブル、23席の「炭火焼肉店トラジ本店」を開店した。母が探してくれた物件は恵比寿南の路地裏の2階だった。自信はあったものの、蓋を開ければさっぱりはやらない。損益分岐点を下回ってしまう。いまからは想像できないほど、厳しいスタートだった。

 

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