大阪焼肉・ホルモン「ふたご」李純哲社長 「焼き肉文化を世界中に伝えたい」

★大阪焼肉・ホルモン「ふたご」李純哲社長(34)

2014.12.15


李純哲社長(右)と弟の純峯副社長【拡大】

 「米が主食の日本にハンバーガーが海外からきてパンの文化が根付いた。海外での肉料理はステーキが当たり前だが、それを焼き肉文化に変えていく。みんなが思っている常識を変えていきたい」

 焼き肉で有名な大阪・鶴橋で生まれた李純哲さん(34)の夢は、日本で育まれたコリアンバーベキュー(焼き肉)を世界に広げることである。

 李さんは在日韓国人3世で、「巨人の星」を地で行く父、焼き肉屋を営む母のもと、兄と姉、そして15分後に生まれた双子の弟・純峯さんの4人兄弟。双子の兄弟は仲も良く「名前以外は全部一緒」というぐらい同じ人生を歩んでいる。2人ともサッカーがうまく、小学生の時には「1億円の右足」とまでいわれた。

 2人とも東京の大学に進学し、いったん2人して大阪に戻るが、純哲さんは再び東京に戻った。ここで人生を変える出会いがあった。雑誌で株式会社トラジの金信彦社長を知り、金氏に惹かれるように炭火焼肉「トラジ」に入社したのだ。

 入社後、一気に頭角を現す。23歳で入社し、24歳で店長、26歳でSV(スーパーバイザー)、27歳で子会社代表に就任する。主に赤字店を黒字転換させるのが純哲さんのミッションだった。26歳の時には、別の進路を進んでいた弟の純峯さんもトラジに入社する。

 そして、2人が30歳になったとき、株式会社ふたご(現・FTG Company)を設立。屋号は大阪焼肉・ホルモン「ふたご」。昭和の大阪の焼き肉が平成の東京でウケにウケている。名物メニューの〈はみ出るカルビ〉が一番人気で、タレは母の秘伝。「鶴橋で鍛えられてきた味はだてちゃいますよ」とうれしそうに語る。今は親孝行もできて「親への感謝を忘れない」ことを、社員にも徹底する。

 創業わずか4年、2014年10月末現在で弁当サービスのデリ、ライセンス、海外含め30店舗にまで拡大した。12月15日には海外6店舗目となるハワイ店をオープンする。目標は5年で100店舗。日本での出店は100店舗で止め、海外に進出し海外で店舗展開する予定だ。

 純哲さんは目を輝かせながら直近の目標をこう語る。

 「焼き肉の魅力が国や人種を超え世界中に伝わり、料理人やサービススタッフが現在のフレンチやイタリアン界の巨匠のように尊敬を得ることだ」 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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