「開店するまで」をツイッターで発信し集客 「ダンダダン酒場」取締役社長・井石裕二氏、代表取締役・田中竜也氏

★「ダンダダン酒場」「虎ジ」取締役社長・井石裕二氏(40) 代表取締役・田中竜也氏(40)

2015.02.02


肉汁餃子製作所「ダンダダン酒場」明大前店【拡大】

 東京の調布、聖蹟桜ヶ丘など、郊外の住宅街を拠点に、手作り餃子がウリの「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」やワイン居酒屋「調布バル・カベソン」など、地域密着型の店を複数展開している(株)NATTYSWANKY。

 共同経営者、田中竜也さんと井石裕二さんのポリシーは「近所においしく面白い店があれば、人はわざわざ遠くに行かない。リピーターさんが増え、人が集まれば、店は小さなコミュニティーとなる。そんな店をたくさん誕生させて街を盛り上げたい」。

 物語は20年余り前に遡(さかのぼ)るる。高校卒業後、田中さんが府中の人気ラーメン店「らいおん」で修業時代、常連だったのが井石さん。同い年で誕生日も1日違い、徐々に親しい友達になっていく。

 やがて「資金を出し合い起業したのは、交友が始まって6年後、26歳の時です」。1人でラーメン店を出そうとしていたが、資金が足りなかった田中さんに、「一緒にやろう、そのほうが融資も受けやすいだろうし」と井石さん。こちらはサラリーマンだったので、外部取締役としてのスタートだ。

 9・2坪で10席のラーメン店は、たちまち月商350万円の繁盛店に。ラーメンブームの追い風もあったが、8年間の修業の成果というべき「味もサービスもひと味違ったんだと思います」と井石さん。

 その後、28歳で井石さんも焼酎ダイニング・バーを出店。7・5坪の2フロアに客が徐々に増え、月商約500万円に。しかし「主に20〜30代前半独身の客層で、景気にも左右されやすいので、広い年齢層に楽しんでもらえる餃子をメーンにした『ダンダダン酒場』を考えました」。

 資金が潤沢になく、大きな賭けだったので「数カ月後のヒット」では、間に合わない。「それまで『発信』が少なかったと気付き、ツイッターで『開店するまで』を発信し続けました」。

 それが功を奏し、初日から列ができ、8坪18席で初月売り上げ630万円を記録した。

 二人三脚ですでに13年。今後は、ラーメン「水道橋虎ジ」のように都心でも店舗展開する予定。FCも見据え、スーパーバイザーやエリアマネジャーも加えてさらにパワーアップを図る。 (細見昇市)

 ■ほそみ・しょういち 1963年生まれ、京都市出身。大学卒業後、リクルートを経て93年に戦略型求人広告代理業務「キイストン」を設立。「波乱」に満ちた経営者ら2万人と会ってきた経験を生かし、人材採用コンサルタントとして活躍。当連載名もあえて「波乱万丈」とした。著書に「リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)など。

 

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