“本物の音”を届けるため音響機器を独自に研究

2015.03.17


理想の「いい音」をめざして技術開発を続ける高橋さん【拡大】

 音楽マニアの方は、「いい音」をきびしく追求されますね。オーディオ機器に詳しい人も多いようです。わたし(片桐)も音楽が好きですが、その仕組み自体に詳しいわけではありません。しかし高橋公太さん(63歳)によると、現代のオーディオシステムには大きな欠陥があるということです。高橋さん自身も相当な音楽マニアで、高価なオーディオシステムでは、いい音で聞けるのだろうと考えていたのですが、放送局規格レベルのシステムのデモを聴きにいっても、どうも自分の思う「いい音」ではない。そこで、独自に研究をはじめたそうです。

 「今のオーディオシステムには大きな欠陥があることがわかりました。ニュートンの運動の第二法則を無視していることに気がついたのです。それを改善すれば、理想のいい音になるはずでDSP(デジタルシグナルプロセッサー)を駆使して何台も試作機を作ってきました(高橋さん)」

 高橋さんは、そもそも大手の機械メーカー子会社に勤務していましたが、自分でプログラムを書くことが好きで、それを仕事にしたいと30代で個人事業を始めました。そういう意味ではすでに起業を経験しているのですね。ちょうど、仕事にデジタルが本格的に組み入れられる時期で、ずいぶんな収入になったとのことです。

 「結婚して間もない頃なのに自分でやり始めたので、女房にはあきれられました。しかし、その後収入が2倍、3倍に増えましたから(笑)」

 現在、高橋さんは新人プログラマー向けの講師などを続けています。しかし、この、新しいオーディオシステムの技術を世に問いたくて、新たな起業準備をはじめました。高橋さんのオーディオシステムには大型のスピーカーが必要になるので、興味のあるメーカーさんと組みたいとのことです。

 「世の中の人たちに、本物のもっといい音を聞かせてあげたいという一心ですよ」 (取材・構成:藤木俊明)

 ■片桐実央 起業コンサルタント、行政書士、FP、銀座セカンドライフ代表取締役。著書に『「シニア起業」で成功する人・しない人〜定年後は、社会と繋がり、経験を活かす〜』(講談社)。

 

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