【激変!相続税に備える】マイホームの取り合い 親が元気なうちに「納税、分割、節税」対策を考えよう (1/2ページ)

2015.03.18


相続に関する意識調査より(一般社団法人信託協会、2014年7月)【拡大】

 相続税が改正され、親にマイホームと少しの預貯金があれば、子供が相続税を支払う可能性が出てきた。私の会社にも、どうにかして節税したいと訴える相談が後を絶たない。

 しかし実際は、相続税の支払いよりもマイホームを誰が相続するかで争いになりやすい。父親が亡くなり、母親が相続するのであれば問題ない。父親の死後、母親と同居する子供がいるケース、いわゆる二次相続で争いになるのだ。

 こんな事例がある。病床の長男は、母親と同居していた。早くに隠居した父親に代わって工場を切り盛りし、弟たちの学費などの面倒もみた。ところが、父親だけでなく母親の相続でも兄弟間でトラブルになり、長男は体調を崩して入院してしまった。

 長男は「(弟たちは)俺の体を心配したか?」と妻に聞いた。妻は「残念(な対応)だったよ」と答えた。遺産分割協議書に兄弟が署名捺印したことを報告した直後のことだ。長男は、この半月後に他界してしまった。

 相続人にとって、遺産分割で争うことは、肉体的にも精神的にも相当の負担である。親子や兄弟としてのすべての事情や感情を、結果的に財産で清算することになるからだ。

 争いを起こした側にも思いがある。遺産分割の争いから1年近くたったある日、偶然、街で相続人の1人に出会った。彼女は開口一番、「あのお金、わたし使ってないからね」と言った。なぜ、彼女はそう言ったのか。

 

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