ハイアールの「コトン」 旧三洋技術者が開発した「手のひらに乗る洗濯機」 (2/2ページ)

2015.04.29


食べこぼしの汚れに威力を発揮する「コトン」【拡大】

 三洋時代にクリーニング店などから得た叩き洗いのノウハウをもとに開発。当初は中国市場向けに、今年後半の発売を目標に開発していたが、研究拠点を視察したハイアールアジアの伊藤嘉明社長の一声で、日本市場向けに企画をしなおし、約半年以上前倒しして市場投入した。

 価格は1万800円。いまは同社の直販サイト「AQUAストア」による販売に限定しているが、2月中旬の発売以来、売れ行きは上々だ。

 販売状況をみると、当初の想定とは違う結果も出ている。女性の購入が多いと見込んでいたが、現在、購入者の約7割が男性。同社では、購入者の声をもとに「Yシャツの襟や袖の汚れ落とし、ランチタイムの食べこぼしなどの洗濯に利用しているようだ」と使い方を分析している。

 常にコトンを携行している購入者も3割近い。「小型軽量であるため、旅行や出張にも持っていける点への評価が高い。携行用ケースが欲しいという声も多い」という。

 洗濯機は一家に一台が常識。だが、コトンによって2台目の洗濯機需要が創出されている点も見逃せない。身だしなみに気を使っているあなたなら、ぜひ1台、コトンをかばんに忍ばせてみてはどうだろうか。 (ジャーナリスト)

 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 1965年東京都生まれ。「週刊BCN」編集長を経て独立。25年以上IT・家電業界を取材する。著書に『松下からパナソニックへ 世界で戦うブランド戦略』(アスキー新書)など。

 

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