買うべきか、借りるべきか… 不動産“神学論争”に決着 (1/2ページ)

2015.05.17


景気浮揚の一つの手段として推奨されてきた持ち家政策。人口減少中のいま岐路に立たされている【拡大】

 日本人の不動産をめぐる神学論争のひとつに「買う」と「借りる」のどちらが得か、というものがあった。多くの人が一度は悩む問題だ。

 はっきり言って、答えはなかった。10年先、20年先の世の中がどうなっているかはわからない。ましてや住宅ローンが終わる35年後のことなど、誰にも予想がつかない。何億円も現金があって、買うのも借りるのも「自由に選べる」という人にとっては単純に好みの問題。買うなら「35年ローンを組まなければいけない」という一般人にとっては、「住まいについてどう考えるか」という価値観が左右した。

 賃貸を続けるならば、基本的に「自由」である。好きな場所で、予算に合わせた家賃の住宅を選べばよい。今は日本国中で賃貸物件は余っている。借り手優位の市場は、今後何十年も続く。家賃水準も長期低落傾向であることは確実だ。ただ、賃貸に住み続ければいつまでもマイホームは持てない。

 一方、35年ローンを組んで新築のマイホームを買うと、途中で繰り上げ返済をしない限り、ずっとローンを払い続ける。

 現状、都心以外ではローン返済途中で売れば残債が残るケースがほとんど。35年後に完全な所有権を手にしても、残っているのは築35年の老朽住宅。ただ、ずっと「マイホーム」に住み続ける安堵感には浸れる。

 実は、日本人の大半が「買う」派である。社会人になって結婚し、家庭を持てば「家を買ってこそ一人前」のような価値観が浸透していた。

 

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