【「01」発想講座】AI市場を考える 人の代わりにルーチンワーク… 低価格化で普及も (1/2ページ)

2015.07.03


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 ソフトバンクがパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」の市販を始め、話題を呼んでいる。PepperはAI(人工知能)市場本格化の幕開けとなる製品だ。

 現代のAIは、PepperのようなAI端末が得た情報をインターネット経由でサーバー上にあるコンピューターにすべて蓄積し、恐ろしい早さで学習を積み重ねる。その学習結果は各AI端末に共有され、それぞれの場面で実行される。

 そのため、AIを開発・販売する企業は自社製品をなるべくたくさん使ってもらうことで知識を蓄積しようとする。他社よりも多くの知識を吸収すれば、それだけAI商品の価値が上がるからだ。Pepperが税別本体価格19万8000円という破格で売り出されたのも、他社に先駆けてこの市場を開拓したいという狙いがある。

 PepperのようなAIロボットが一体何に使えるのか、という疑問の声もある。たしかにはじめは、一般企業がPR用として購入し、受付係などに配置する程度だろう。だが、コンピューター性能の向上と知識の集積に伴い、書類整理やルーチンワークをAIがあっという間にこなしてしまう時代が必ずやってくる。AIロボットが、現在のパソコンに取って代わるビジネスの必需品に発展する可能性があるのだ。

 これは、企業経営者にとって朗報だ。新入社員にはイチから仕事を教えなければならないが、ロボットなら新規で買い替えても蓄積された業務知識をコピーするだけでいい。そして、人件費の1カ月分程度の購入費で1日24時間、何年間も文句を言わずにミスなく働いてくれる。少子高齢化で労働人口が減少する日本の企業には、大きなニーズがあるはずだ。

 ところで、実はAIは人型ロボットである必要はない。書類業務と受付に手足は必要ない。お茶くみはストレス解消のために人間がやればいいし、掃除はお掃除ロボットでいい。大切なのは人の形をしていることではなく、目と耳とのセンサーが付いていて話すスピーカーがあればいいだけだ。

 

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