キャリアメール諦めれば… 同番で格安SIMのMVNO使用可能

2015.09.04


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 スマートフォンの買い替えサイクルが少しずつ伸びる傾向にあるという。これまでは新規購入時に携帯電話事業者と2年間の契約をしていて、それが更新される2年目をきっかけに次の機種に買い替えるというパターンが多かったわけだが、更新されても手持ちの機種を使い続けることを選ぶ人が増えてきたということだ。

 理由はいろいろある。多くの人は、分割払いで端末を入手する。2年目以降は毎月の支払いがなくなるため、毎月の料金が少し安くなるというのが大きい。だが、それにもまして、新しい端末を買ったとしても、自分の世界がかつてほどは大きく変わらないというのも、買い替えない要因だと思う。

 その一方で、まだシェアは低いものの、いわゆる格安SIMで知られるMVNO(仮想移動体通信事業者)の存在が台頭しつつある。そのMVNOを利用する際の誤解がまだ一部にある。SIMフリー端末でなければMVNOを使うことができないと思い込んでいないだろうか。

 MVNO事業者のほとんどはドコモのネットワークを卸で買ったうえで、自社ブランドサービスとして提供している。ドコモの端末であれば、SIMロックがかかっていたとしても、そのまま使うことができるのだ。

 つまり今、ドコモで買った端末をドコモで使っていても、ドコモからMVNOに同番移行して、今まで使っていた端末をMVNOで使い続けることもできる。これはiPhoneだって同様だ。

 大手キャリアからMVNOに乗り換えて、前の端末をそのまま使う際に失われるものは、いわゆるキャリアメールアドレスだ。Androidスマホでおサイフケータイを使っていた人なら、それらのうちいくつかのサービスが利用できなくなる。それでも、毎月の電話料金は飛躍的に安くなるはずだ。

 もちろん、サポートという点では高額な大手キャリアサービスには及ばない。何か問題が起こったときに、最寄りのショップに駆け込んで懇切丁寧な説明を受けることもできない。そのあたりを自己責任で解決する自信がないのなら大手キャリアにとどまるのが無難だ。ただ、iPhoneなら周りにいくらでも相談に乗ってくれる人がいるかもしれない。

 いずれにしても、多様性によって選択肢が広がることは大事だ。願わくば、MVNOが販売する端末もローエンドにこだわるのではなく、ハイエンドを含んだバリエーションを望みたい。

 本当は量販店で好みの端末を買えるのがいいに決まっている。サービスとハードウエアの分離。今年の秋のスマートシーンは、これがキーワードとなっていくだろう。 (山田祥平)

 

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